予防歯科

当院の予防歯科の特徴

当院の予防歯科の特徴

予防歯科とは、歯および口腔内の健康を維持するために行われる一連の医療や健康管理の活動を指します。従来の歯科治療は、歯や歯周病が進行してから行うものでしたが、予防歯科では、病気が発症する前に予防的な対策を講じることによって、疾患の発生を防ぎ、健康な口腔環境を保つことを目指しています。

顕微鏡(マイクロスコープ)を用いることで裸眼で発見できなかった変化も気付けます。

当院の診療体制について

患者さまの生活スタイルや口腔内の状況等に合わせて歯科衛生士担当制度を設けています。

基本的には中等度〜重度の歯周病の方や入念な口腔管理が必要な方などが対象となります。口腔内の経時変化に合わせて予防処置や口腔ケア指導、処置を行います。

予防歯科の重要性

現在、日本全国で歯科健診の重要性がますます注目を集めています。「経済財政運営と改革の基本方針2022」(通称「骨太の方針」)にも、「国民皆歯科健診の具体的な検討」という項目が明記され、幅広い年代にわたる歯科健診の義務化が議論されています。これは、お口の健康が全身の健康に影響を与え、健康寿命の延伸に貢献することが期待されているためです。

当院では、一人でも多くの方の健康をサポートするため、医院全体で予防歯科に取り組んでいます。

  • 半年以上、歯医者に行っていない
  • 最近、口元の汚れが気になる
  • 以前から口臭が気になる
  • お口を見られるのが恥ずかしい

そんな方は、どうぞお気軽に当院の予防歯科(定期健診・クリーニング)をお受けください。

定期健診について

定期検診のメリット

調査によると、6年間の間に40代の未受診者は平均で2.15本50代の未受診者は1.97本の歯を失ったとされています。一方、定期的に予防歯科検診を受けている40代の人々は、失う歯の本数が0.72本に抑えられており、約1.5本の差が見られます。

これは、歯磨きでは取り除けない汚れや、加齢に伴う口腔内の変化に対処するために、適切な処置や管理が必要であることを示しています。そのため、定期的に歯科医院で口腔内のチェックを受け、歯磨きだけでは落ちきれない汚れを除去することが重要です。
このようなケアを怠ると、歯を失うリスクが増加してしまいます。

定期健診の流れ

問診票の記入内容の確認

検診や治療にあたってご希望や質問にもお応えします。

口腔内の総合的な検査

レントゲン撮影、口腔内写真、歯周病検査、虫歯チェック等を行います。

歯科衛生士による
口腔内クリーニング

汚れ・着色の量、歯茎の深い部分の歯石、炎症の量によっては複数回に分けて行います。

検査や汚れの除去後に治療が
必要な方は治療を開始

問題のない方は3〜6か月での定期検診をおすすめします。

定期健診の理想的な頻度とは

定期的な歯科検診の推奨頻度は、大人の場合、一般的に3〜6ヶ月に1回となっています。しかし、虫歯や歯周病のリスクが高いと考えられる方は、検診の頻度を増やすことが望ましいです。

そのため、特に年齢を重ねた方は、定期検診の間隔が短くなることがあります。これは、年齢と共に歯周疾患が増加する傾向があるためです。

一度歯周病菌を除去した場合でも、3ヶ月後には再び増加する可能性が指摘されています。このため、歯周病を予防するためにも、大人の方は3ヶ月から6ヶ月に1回のペースで歯科検診を受けることをお勧めします。

歯垢(プラーク)、
歯石、バイオフィルム
について

歯垢(プラーク)とは

一般に「プラーク」または「歯垢」と呼ばれるものは、虫歯や歯周病の原因となる微生物の集まりです。この物質は黄白色で粘着性があり、たった1mgの中に数億から数兆の細菌が存在すると言われています。プラークの約80%は水分で、残りの20%は有機物で構成されています。これらの有機物の大部分は細菌とその代謝産物です。プラークが増加することで細菌が繁殖し、虫歯や歯周病、さらには口臭を引き起こすことが知られています。

プラークは食後4〜8時間程度で生成されるとされ、食べカスとは異なりますが、細菌が食べカスに含まれる有機物を栄養として利用するため、無関係ではありません。したがって、食べカスを残さないことは細菌の活動を抑制する上で非常に重要です。なお、粘着性の高いプラークは水や洗口剤でうがいをする程度では取り除くことができず、歯磨きなどの物理的または機械的な方法によってのみ除去可能です。

歯石とは

歯に付着した歯垢が唾液の成分と反応して石灰化し、歯石が形成されます。歯茎の上に見られる歯石は乳白色で、主に唾液由来ですが、歯茎の下に存在するものは褐色を帯びており、主に血液によるものです。歯石はすでに死んだ細菌の塊であり、直接的に歯周病を引き起こすわけではありませんが、その表面は凹凸があり、歯垢が付着しやすい環境となっています。

結果として、歯石の上に新たな歯垢が付着し再度石灰化することで、さらに大きな歯石が形成され、歯茎の炎症を引き起こすことになります。

このように、歯石が存在することは、その歯が特に「十分に磨かれていない」可能性を示しており、歯周病のリスクが高まります。歯石の除去は歯科医院でのみ行うことができ、自己判断で除去しようとすると、歯を支える組織に損傷を与える恐れがあり、症状が悪化する可能性があります。

バイオフィルムとは

微生物が固体の表面に作り出した集団のことを指します。水中の固体表面には時折、ぬるぬるした粘着物質が形成されています。お風呂場の排水溝やキッチンの三角コーナーに見られるこのような粘着物は、細菌によって形成される生物膜(バイオフィルム)です。

これらの細菌や、細菌が分泌する菌体外粘性多糖体(グリコカリックス)が固体表面に集まって形成されたものがバイオフィルムと呼ばれます。地球の水のある環境には、多くの場合バイオフィルムが存在します。例えば、口腔内のデンタルプラーク(歯垢)はバイオフィルムの一例です。

PMTC

PMTC

PMTCとは

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士(Professional)が、専用の器械を用いて(Mechanical)、歯(Tooth)を磨く(Cleaning)手法をいいます。

PMTCの目的は、歯石の除去と歯面の清掃です。様々な種類のブラシや研磨剤などを用いてすべての歯を清掃し、予防歯科において特に重要な役割を果たします。

PMTCのメリット

虫歯を予防できる

PMTCでは歯磨きでは取り除けない虫歯の原因となる細菌の塊を除去できます。そのため、虫歯予防に効果が期待できます。また、PMTCは歯の表面についた細かな傷をなめらかに整えることもできるので、歯の表面がツルツルになり、汚れが付着しづらくなります。

歯周病の改善と予防ができる

歯の表面以外にもPMTCでは歯肉に近い部分に付着した汚れも落とします。そのため、歯肉への細菌感染が原因で起こる歯周病の予防効果も期待できます。

着色汚れを取り除ける

着色汚れを取り除ける点もPMTCのメリットの一つです。PMTCをすることで歯の表面についた飲食物やタバコによる着色汚れを落とすことができます。歯本来の白さやツヤを取り戻せるので、見た目にも嬉しい変化があります。

口臭の予防になる

PMTCには口臭を予防できるというメリットもあります。口臭は口内の細菌が出す揮発性のガスが原因で発生するケースが多いです。PMTCを受け、口内の細菌を減らすことでこの揮発性のガスが発生しにくくなり、口臭を防ぐことができます。

PMTCの流れ

口腔内の状態を確認

歯科医師や歯科衛生士が口腔内の健康状態を詳細に確認します。

具体的には、虫歯や歯周病の有無、歯石や着色汚れの付着具合の確認です。

普段の歯磨きでは取りきれない汚れが残っていないかもチェックし、必要に応じて通常の検査に加えてレントゲン撮影をおこない、他に所見がないかを確認します。

口腔内の状態の確認により、口腔内の健康を維持するための予防や治療計画を立て、適切な指導がおこなえるようになります。

口腔内の状態を確認

歯石除去

歯の表面に付着した歯石を取り除くための処置です。

歯石が付着していると、その部分の歯面が磨けないため、先に歯石除去をおこないます。超音波スケーラーで歯石を砕き、ハンドスケーラーで丁寧に除去すると、歯の表面がなめらかになり、新たな汚れが付きにくくなります。歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、歯茎との境目の汚れを取り除くのに効果的です。

歯の清掃

PMTCでは、炭酸カルシウムパウダーの専用の薬剤、クリーニング専用の器具と研磨ペーストなどを使用しておこない、歯の表面に付着している着色汚れや歯間、歯の根周りをクリーニングします。

歯の着色汚れは、コーヒーやお茶、ワイン、タバコなどが原因です。普段口にするポリフェノールを含んだ緑茶やチョコレート、カレーなどの飲食物でも着色が起こります。

着色自体は細菌ではないため歯に悪い影響はありませんが見た目が悪く、歯の表面もザラザラするため汚れが付着しやすくなります。この着色汚れは、専用の薬剤や特殊な器具を用いて除去が可能です。
見た目の向上が期待でき、歯の表面もなめらかになるため、汚れの再付着を防げます。さらに、歯間ブラシやフロスを使用して歯間を丁寧に清掃し、小さいブラシやゴムチップも使い、細部の汚れを除去します。

フッ素塗布

PMTCの最終ステップとして、歯の表面にフッ素塗布をおこないます。フッ素塗布は、虫歯予防のためにおこなう処置です。

歯の表面に歯科医院のみ扱える高濃度のフッ素を塗布すると、歯のエナメル質を強化し、虫歯になりにくい歯質になります。

汚れをしっかり除去した状態でフッ素を塗布すると、フッ素の効果をより引き出せ、歯の健康を保つことができます。

フッ素塗布

自宅のケアについて

歯ブラシについて

歯間ブラシは、針金とナイロンの毛がついている小さなブラシのことです。ブラシにはサイズがあるので、自分の歯の大きさに合わせて選ぶことができます。

フロスと同じように歯と歯の隙間に入れて使用するものですが、前歯などの隙間が少ない箇所には入っていかないこともあります。奥歯や歯と歯茎の間を掃除するのにおすすめのアイテムです。
しかし、フロスに比べて太いため、無理に歯と歯の間に通そうとすると歯茎を傷つけてしまうこともあるため、注意してください。

歯ブラシの持ち方

歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように握り、毛先が広がらないくらいを目安に優しく磨きます。

手動の歯ブラシであれば、小刻みに動かし、1本ずつ丁寧に磨きます。歯ぐきが健康な方は、ハブラシを直角にあてる方法を。歯ぐきが弱っている方など歯周病対策には45度の角度であてる方法がおすすめです。

おすすめの歯ブラシの硬さ

歯ぐきが健康な方

ふつうがオススメです。

歯ぐきが痛んでいる方

やわらかめがオススメです。

交換時期

歯ブラシは使用していくと毛先が徐々に広がり、コシもなくなり、汚れの除去効率が低下してしまいます。ものによっては3ヶ月の交換もありますが、原則1ヶ月を目安に交換してください。

フロスについて

フロスとは、歯ブラシでは取ることのできない歯と歯の間の汚れを取るための清掃道具です。歯間ブラシもほぼ同じような用途に使用できますが、フロスは細い糸で出来ているので小さな隙間にも入れられます。

日本ではデンタルフロス・歯間ブラシをよく使う人の割合は半分以下という報告もありますが、スウェーデンやアメリカなどの歯科治療先進国では半分以上の方がフロスを使っているというデータもあります。治療費などの違いもありますが、デンタルフロスは歯周病等の予防にとても効果的です。

フロスが必要な理由

歯ブラシのみのオーラルケアで、除去できる歯垢(プラーク)は約6割です。歯と歯の間の部分、歯周ポケットに侵入しやすい歯垢などは、なかなか歯ブラシのみの歯磨きでは落とせません。歯間ブラシやフロスを使用していると、除去できる歯垢は8割まで上昇します。

歯を失ってから後悔しないためにも、デンタルフロス・歯間ブラシの種類と正しい使い方を覚えて、使用を習慣付けることが大切です。

正しいフロスの使い方

フロスを使っていても、正しい使い方を知らないと効果が半減してしまう可能性があります。フロスの効果を最大限に引き出すための正しい使い方を理解する必要があります。

フロスを指に巻きつけ、歯と歯の間にやさしく挿入します

歯のカーブに沿って上下に動かし、プラークを取り除きます

力を入れすぎないように注意し、歯茎を傷つけないようにします

お子さまに対してもフロスは必須になります。

一般的には、歯と歯の間に隙間がなくなってくる頃、つまり乳歯が生え揃った時点でフロスを開始するのが理想です。2歳頃が目安となりますが、発育には個人差があるため必ずこの年齢にこだわる必要はなく、子供のフロスに関しては年齢で決めるよりも、歯並びやお口の状態を見て、乳歯が並んできたタイミングで行いましょう。

歯間ブラシについて

歯間ブラシは、針金とナイロンの毛がついている小さなブラシのことです。ブラシにはサイズがあるので、自分の歯の大きさに合わせて選ぶことができます。

フロスと同じように歯と歯の隙間に入れて使用するものですが、前歯などの隙間が少ない箇所には入っていかないこともあります。奥歯や歯と歯茎の間を掃除するのにおすすめのアイテムです。
しかし、フロスに比べて太いため、無理に歯と歯の間に通そうとすると歯茎を傷つけてしまうこともあるため、注意してください。

歯間ブラシが必要な理由

歯間ブラシは、歯肉の健康を維持し、歯周病の予防に大きな効果を発揮します。特に、歯間のプラークを効率的に除去することで、歯肉炎や歯周炎の発生を防ぎます。さらに、歯間ブラシを定期的に使用することで、歯肉の出血や腫れを減少させ、健康な口腔環境の維持します。

正しい歯間ブラシの使い方

歯間ブラシの使用時は、ブラシを優しく歯間に挿入し、数回前後に動かして清掃します。ですが力を入れすぎると歯肉を傷つける原因となるため、軽い力で使用することが重要です。また、歯間ブラシは一度使った後は水でよく洗い、清潔に保つ必要があります。使用後にブラシが摩耗したり損傷したりしている場合は交換することが推奨されます。


診療時間
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